特殊な映像制作

16K以上の高画質映像を実現します。さまざまな用途向けに映像を提供いたします。

私たちはデジタルサイネージや展示会など見られる複数枚の液晶パネルの組み合わせで出来る超横長ワイドビジョン映像の製作が出来ます。CG(コンピュータグラフィック)ではなく実写で16K以上の高画質映像を実現します。10Gbps光回線はもちろん5G(第5世代移動通信システム)、Wifi6(11ax)、H266/VCCなど10Gbpsインターネット時代が到来しました。8Kを超える高解像度の映像が日常的に扱えるインフラストラクチャーが整いました。

16K~30Kにも及ぶ超解像度の高画質映像制作

16Kとは水平16000ピクセルにも及ぶ巨大な映像です。UHD規格は7680ピクセル×2の15360ピクセルです。DCI(C4K、Cimema4K)規格は8192×2の16384ピクセルです。垂直ピクセルはさまざまなアスペクト比に合わせた対応が可能です。VR用のエクイレクタングラー形式への変換も対応しており16384×8192ピクセル等の映像も提供できます。キューブマップ、ドームマスター形式などご相談ください。

現在(2020年)私たちのワークフローでは、最終的に動画として取り扱える上限が30Kです。映像の分割もしくは静止画連番等のフォーマットを利用することで、さらに高い解像度の実現できます。32Kや64K等のファイルサイズも理論的には可能です。特殊なサイズに対応いたします。

大型スクリーンを用いた高精細マルチプロジェクション、肉眼と同等の解像度を持つ高精細VR映像などさまざまな用途向けに映像を提供いたします。

さまざまな高解像度の課題に対応いたします。 まずはご相談ください。

マルチカメラシンクシステム

16K以上の超高解像度映像を実現するためには、マルチカメラシンクシステムが必要です。複数台の高解像度を持つカメラユニットをフレーム単位で同期させ収録を行います。各カメラユニットのシンクシステム、高速な収録を実現するストレージ、必要な解像度に到達するためのマルチカメラシンクシステムを開発しています。

カメラ設計技術

複数台のカメラユニットによる撮影には、カメラの配置とレンズの選定が重要になります。必要な解像度に対して必要なカメラ台数、フォローしたい画角、使用するカメラユニット及びレンズのサイズ各種を考慮して、視差の影響をもっとも少なく配置できる設計を行います。映像を合成する際に重要なファクトになります。

映像合成技術

物理的に同一の時間に同一の場所には、カメラは存在できません。複数台のカメラユニットには必ず視差が発生します。視差が発生することで、それぞれのカメラの映像はそれぞれの異なる視点を持ちます。異なる視点を同一の視点上の映像として違和感を抑え合成します。レンズの歪の調整や、空間の補正、オプティカルフローなど、さまざまなステッチ合成技術を駆使して映像を合成します。

映像変換テクノロジー

超解像度向けの用途には多様なフォーマットが存在しています。VR空間向けに最適なフォーマットは、エクイレクタングラー形式です。プロジェクターなどの平らなスクリーン投射を前提とした場合にはキューブマップ形式が最適です。大型のプラネタリウムなどでは半球体の映像といえるドームマスター形式が好まれます。プロジェクトに応じて最適なフォーマットで提供いたします。

スタビライズテクノロジー

巨大なスクリーンで表示する高解像度映像は、小さな揺れでも視聴の印象を大きく損ないます。何よりも物理的に揺れを抑えるハードウェアによるスタビライズテクノロジーが重要です。高度なセンサーテクノロジーと、巨大なカメラシステムを支える高トルクモーターを持つ高性能なギンバルで実現します。特殊機材であるカメラカー、RZR、テクノクレーン、ケーブルカム、ジブに加えてクランプや単管の応用も必要です。ハードウェアに加え、さらにポスト処理で行うソフトウェアによるスタビライズを加えることで、滑らかで安定した高解像度映像を実現します。

カラーサイエンス

いくら解像度が高くても小さなセンサーによる狭いダイナミックレンジ、情報量が少ないビット深度8bitによる映像では、ただピクセル数が大きいだけの映像になります。高画質とはいえません。

私たちは最高品質の映像を求め17Stopsのダイナミックレンジを持つ40.96 mm x 21.60 mmの8KフルサイズセンサーDSMC2 MONSTRO 8K VVを高画質のデファクトスタンダードとして考えています。新しいカラーサイエンスであるIPP2、REDRAW、REDWideGamutRGBとLog3G10によるカラーコレクション及びカラーグレーディングを提案いたします。映像再生表示機器に合わせてSDR及びRec.709、HDR及びRec.2020のHLGに対応いたします。

ハイフレームレート

タイムコード同期、ゲンロック同期、SYNCポート同期、LANによるマルチカメラシンクシステムによりハイフレームレートカメラを利用した高解像度撮影が可能です。例えば、4K160fpsカメラを10台以上用いた20K160fps映像。8K60fpsカメラを5台用いた16K360度60fps映像などさまざまなハイフレームレートを持つ映像を制作いたします。